作品名 作者名 カップリング
「アカく染まる夕暮れのアキ」 郭泰源氏 アキ×シンジ

(なんだ…誰か遊びに来てるのか?)
城島シンジは、玄関に見慣れない靴を見てそう思った。
(ま、いつものことだけど…今日は模試の勉強するんだから静かにして欲しいよな…)
いつも妹のカナミとその友人が来るとドタバタとにぎやかになる。
にぎやかなだけならいいのだが、話題が主に下ネタとエロボケの連続なのが
兄としては頭の痛いところだった。最悪なのはツッコミ役の矢野アキがいないときで、
なぜかシンジがわざわざツッコミのためだけに呼ばれることも(勝手に参加することも)多い。
(今日は…勘弁してくれよ…)
少々ぐったりした気分で自分の部屋に戻り、勉強を始めるシンジであった。
(…?)
やけに静かだった。人の声がしない。
(まさか…また俺がAVを見てると思って盗み聞きを…)
なにしろこのパターンも何回となく経験している。
うんざりしたような気分で、シンジはカナミの部屋の方を見た。
"ドン…ドスン!"
「?」
今度は…なにか、暴れるような物音がした。
(…まさか…)
今までの経験からして、マナカとカナミのふたりにオモチャにされるアキ、
という図が瞬時に頭に浮かんだシンジ。勉強に集中したのはやまやまだが、
自分の妹が友人に迷惑をかけるのを見過ごせるほど勉強熱心でもない。
(ったく…とりあえず様子を見に行くか…)
息抜きもかねて一階キッチンへと降り、お茶を淹れるとカナミの部屋のドアをノックした。
"コンコン"
「カナミ…お茶、入ったけど…」
「…」
返事は、無い。お茶とお茶菓子ののったお盆を持ったまま、首をひねるシンジ。
(?…誰もいないってことは…ないだろ?)
不思議に思い、耳をドアにつけると…。
「――――ッ、ふ――ッ」
ドアの向こうからは、かすかだが人が息を吐くような音が聞こえた。
「?」
不審に思ったシンジは、ドアに手を掛けた。
"ガチャ…"
「カナミ…いないのか?…え?」
ドアを開けたシンジは、言葉を失った。
「※#%!や、矢野ちゃん!」
…妹の友人であるアキが、ベッドの前に座っていた。しかし、その姿は…
目隠しをされ、口にはギャグボールをくわえさせられていた。
さらに、上半身は淡いピンクのブラ一枚のままで荒縄に縛られていた。
彼女の乳房の豊かさは、だがその行為によってむしろ強調され、
制服のスカートだけがそのままなのが、逆に奇妙なほどにエロチックだった。
「ふ――っ、ふっ…」
シンジの声が聞こえたのだろう、アキは首を左右に振ると声にならない声を漏らした。
それまで呆然とその姿を眺めていたシンジだったが…その声を聞いて気を取り戻すと、
お盆をそこに置き、アキのそばに駆け寄って彼女を拘束している縄をほどき始めた。
「ゴメン…矢野ちゃんゴメンね…今助けてあげるから…」
別に彼の責任ではないのだが…謝罪の言葉をひたすら繰り返し、焦りながらも
なんとかシンジはアキの体に巻き付いた縄をほどき、目隠しとギャグボールを外した。
「はあっ…は―――っ、けほん…けほ」
よほど苦しかったのだろう、涙と涎を垂らしながらアキは咳き込んでいた。
「けほッ…お兄さん…ありがとうございます…」
やっと正気を取り戻すと、まだ涙で潤んだ目のままシンジを見つめて…アキはそう言った。
(う…うわ、ヤベ…矢野ちゃんムチャクチャいろっぺー…)
このような状況にもかかわらず…いや、このような状況だからこそ。
シンジは激しく欲情してしまう自分をなんとか抑えようとしていた。
§


元々妹の連れてくる友人たちの中では同じツッコミ役ということもあって、
シンジとアキの仲が良いのは周知のことだった。
シンジも彼女のことを気の置けない女友達だと思っていた。
だが…こうして目の前にブラ一枚で涙ぐむ姿はすさまじく扇情的なものだった。
「ゴメン…本当に、ゴメンね…矢野ちゃん…」
それ以上直視してしまうと、自分もどうにかなってしまいそうで…
シンジは、思わず頭を垂れてまたもアキに謝っていた。
「…どうして、お兄さんが謝るんですか?」
「…あいつなんだろ?」
「…」
「あの馬鹿…カナミにやられたんだろ?…普段なら、俺も呆れる程度で済ますけど…
もう、ここまで来たら許せないよ。だから…ゴメン、矢野ちゃん…」
「でも…これは、お兄さんがしたことじゃ…」
「妹がやったことだし…とにかく今は俺、謝ることしかできないけど…本当に、ゴメン!」
「…お兄さん…」
アキは、やっと落ち着くと…目の前で謝り続けるシンジを見つめた。
おおむね、シンジの言うとおりだった。いつものとおりカナミとマナカに胸のことでからかわれ、
さすがにうんざりしたアキが逆にふたりをからかったところ、激怒したふたりに縛られた挙げ句、
「ふーんだ!アキちゃんなんか、放置プレーだ!」
と、ここまでされたうえ一人っきりにされてしまったのだった。
「いいんです…お兄さんが悪いんじゃないし…頭をあげて下さい」
「あの…そういうわけにはいかないんだけど」
「?いいんですよ?私は怒ってませんから…」
「いや…えっとね、矢野ちゃん?君、今…うえ、下着だけ…」
「え?!!!あ!い、イヤーーーーーーーッ!」
自分の姿をやっと把握し、両手で胸をおさえて悲鳴をあげるアキ。
「あ、あそこに君のだと思うワイシャツが落ちてるから!俺、部屋の外に出るから!着替えて?」
そう言うと、慌ててシンジは出て行った。
(お兄さん…)
急いでワイシャツを着込みながら、アキは胸の奥からわき出てくる感情に戸惑っていた。
シンジのことは…気の合う兄のような存在の、男友達だと思っていた。
(でも…このまえ、プールであの子に聞かれたとき…)
カナミの親戚、エーコの友人だというチカにシンジとの仲を聞かれたとき―――
とっさには答えられなかった自分を、アキは思い出していた。
(私…私は、お兄さんのこと、好きなの?)
自問自答するアキ。サバサバした性格だが、まだ男性と付き合ったこともない、
実は奥手な少女はしばらくそこにたたずんでいたが…
なにかを決断したように顔を上げ、ドアの外の彼に声をかけた。
「お兄さん…もう大丈夫です…」
「あ、ああ…そう?」
"ガチャ"
ドアを開け、にっこりとシンジに微笑みかけるアキ。
その笑顔に、ホッと安心しながらも…ざわざわと胸騒ぎがしてしまうシンジであった。
(…やっぱり、矢野ちゃんって、可愛いな…)
普段は美形ぞろいの(まあ妹であるカナミもかなりの美少女なのであるが)
妹の友人たちの中で、ツッコミというポジションもあってアキはどちらかと言えば中性的な、
コケティッシュな女の子というイメージが強かった。しかしこうして一対一で向き合ってみると
アキも端正な顔立ちな美少女であることを、今更ながらシンジは確認していた。
「あの…本当にゴメンね、矢野ちゃん?じゃあ…どうする?
後であいつには俺から怒っておくからさ。帰るんなら、送っていくけど…」
「あ、あの…お兄さん…」
「なに?」
「あの…せっかくお茶菓子まで用意してくれたんだし…
私ももう少し落ち着きたいんで…お茶を頂いても、いいですか?」
「あ、ああ…そうだね、ちょっと冷めちゃったかもしれないけど…
温め直せばまだ飲めるかな?じゃ、下に行こうか?」
「…お兄さん?」
§


シンジの腕を、アキが突然…遠慮がちにつかんだ。
「?どうしたの?矢野ちゃん?」
「あの…図々しいかもしれませんけど…」
「?」
「私…お兄さんの部屋でお茶を飲みたい…」
「え?」
「今は…カナミの部屋とか、キッチンでもなくて…お兄さんの部屋で飲みたいです…」
「…い、いいけど?」
(な、なんだ?矢野ちゃん、妙に色っぽいんだけど…)
疑問に思うべきは違う点だ、シンジ君。
「じゃあ…ゴメン、汚い部屋だけど…」
「い、いえ…お邪魔します…」
(はああ…もしものことを思ってエロ本とか隠しといて良かった…)
カナミの部屋に誰か来ていると思った時点で、いつもの生活パターンで
自分の部屋が漁られていないかを確認してついでにエロ本・エロDVDの類を隠し、
換気まで済ませていたシンジ。自分の好判断に思わず天に感謝するのであった。
「じゃあ…矢野ちゃん?俺、お茶をあっため直してくるから…」
「は、はい…お願いします…」
(お兄さんの部屋…何度も遊びに来てるけど…初めてだ…)
男の子の部屋らしく、雑然とした部屋だった。だが、アキはむしろそこに好感を持った。
(あ?もしかして…勢いで言っちゃったけど…私、男の子の部屋入ること自体、初めて…)
自分が大胆なことをしている…そんな思いに突然気づき、頬を赤らめてしまうアキであった。
「お待たせ、矢野ちゃん…」
「あ、ありがとうございます…お兄さん…」
「…」
「…」
しばらく…お茶を飲みながら、沈黙が続く。
「あの…矢野ちゃん?」
「な、なんですか?」
「今日のことは…本当にゴメン。俺からアイツにはよ〜〜〜く言っておくよ。
だから…あいつのこと、あんま嫌いにならないでくれるかな?」
「…それは…でも、大丈夫ですよ。なんだかんだでカナミとは友達ですから」
「うん…ありがとう。俺も散々アイツに振り回されっぱなしだからなんとも言えないんだけど、
悪気はないんだよ、アイツには…ま、悪気がなけりゃ何をしても良いってことじゃないけど」
「はい…わかっています…」
「ホントにさ、矢野ちゃんみたいなしっかりしたコがアイツの友達でいてくれて感謝してるよ。
マナカちゃんや岩瀬ちゃんじゃアレだし、金城さんだと理解不能だろうし…」
(お兄さんにとっては…)
自分は、あくまで妹の友人でしかないんだ、とアキは思った。寂しかった。
「?どうしたの、矢野ちゃん?」
「い、いえ…なんでもないんです」
「じゃ…落ち着いたら、帰れるかい?本当に悪かったね。
俺にできることなら何でもするから、カナミのことは許してやってね…」
「…何でも、ですか?」
シンジ君、地雷を踏みました。
「ウン、そうだよ。そうでもしないと矢野ちゃんに悪いし…」
「あ…あの…なら、お兄さん?今お願いがあるんですけど」
「?今ココでできることなら…いいけど?」
「あの…目を閉じて…下さい」
「?うん…別に…いいけど…」
シンジが目を閉じたのを確認すると、アキは意を決して抱きつき…
"ちゅ…"
シンジと唇を重ねた。
(!!???!)
慌てたシンジは急いで逃れようとしたが、アキはしっかりと彼の体を抱きしめて離そうとしない。
"つ…"
しばらくそうしていたふたりだが、アキがやがてゆっくりと唇を離した。
§


「!や、矢野ちゃん、いったい君、何を…」
「好きです…お兄さん」
「!」
「前も…言ったことあるけど、私…お兄さんが、好きです。妹思いで、優しくて、
一緒にいて楽しくて…私、今日知りましたけど、自分で思ったよりずっと欲張りなんです。
お兄さんともっと一緒にいたいから…恋人に、なって下さい」
「矢野ちゃん…」
男ならば願ってもいない据膳である。
さらに…シンジは自分の腹部にアキの胸のふわり、とした重みをさきほどから感じていた。
あと少しで理性が吹っ飛びそうになりながらも…シンジは、ギリギリのところで耐えた。
「あ、あのさ…でも矢野ちゃん、俺でいいの?たまたまいつも近くにいるからそう思うだけかも…」
シンジの問いかけに、アキは確信を持ったように力強く――首を左右に振った。
「男の子なら、クラスにだっています。私…昔っから男っぽいって言われてたし、
性格もこんなだから…そんなに意識した人っていなかったけど…
お兄さんとは、ごく自然にいられて、好きだって思えるんです。だから…」
そう言って、切なげな表情でシンジを見上げるアキ。
普段はボーイッシュな彼女が初めて見せる表情に、シンジの理性は、折れた。
"ぎゅ…"
「あ…」
シンジが、アキを抱きしめ返した。思わず、吐息を漏らすアキ。
「えっと…こういうのはさ、男の側から言わせてね、矢野ちゃん?妹には振り回されっぱなしだし、
頭も良くないしスケベな俺だけど…でも、こんな俺で良かったら、付き合って下さい」
「!はい…お願いします、お兄さん」
ふたりは真剣な表情で顔を見合わせると…
"ちゅ…"
ゆっくりと、唇を重ねた。……やがて唇を離すと、シンジが口を開いた。
「それと…恋人になってくれるならさ、その呼びかたは止めてよ。妹と付き合うみたいだし」
「え…あの、それじゃ…」
「シンジでいいよ…俺は、今のまま矢野ちゃんでいい?」
「…できたら名前で呼んで欲しいです」
「じゃあ…アキちゃん?」
「し、シンジ…さん?」
少し照れながら…ふたりは、微笑みあった。
「あの…それで、お…シンジさん?」
「?な、なに?や…アキちゃん?」
「恋人になって早速なんですが…」
アキがシンジの手をとると、
"むにゅ…"
自分の胸にそれを導いた。服越しからでも分る柔らかな感触に、思わず声をあげるシンジ。
「!!+L@い、いきなりなんだよ!アキちゃん!」
「あの…恋人なら、キスの次は…えっと、することがありますよね?」
(!キスの次って…それは…あの、いわゆる…アレですか?)
据膳にフルコースが付いてきました。
「!ちょ、ちょっとアキちゃん?君、いきなりそれは…」
「…シンジさん…気付いてないでしょ?」
「?な、なんのコトだよ?」
「シンジさん…結構モテるんですよ?」
「!?いや、そんなことは…」
「この前のチカちゃん、絶対シンジさんのこと好きですよ。
それにうちの学年でもシンジさんのファンがいるって聞いたことあるし、
マナカや金城だってなんだかんだでお兄さんと仲良いし…今岡先輩とも良い感じですよね?」
「いや、みんな友達っつーか。そんな意識したことは…」
「私のことも…そうだったでしょ?」
「へ?」
「私のことも…ただの友達だと思ってたでしょ?だからその人たちのなかで、
いきなりシンジさんに告白する人だっているかもしれないんですよ?
一応彼女にしてもらったけど…それだけじゃ、私…イヤです」
§

「アキちゃん…」
「さっきも言いましたよね?私…自分で思ってたより、
ずっと、ずっと欲張りなんです。私…シンジさんが…欲しい…」
そう言ってシンジを見上げるアキ。その視線の艶っぽさに逆らえるはずもないわけで。
「あの…マジでいいの?恥ずかしい話、俺も初めてだし、その、上手くないと思うけど…」
「知ってます。さんざんカナミがネタにしてましたし。シンジさんもご存知の通り、私も処女ですし」
「…なんだかそれもさ、お互い微妙っつーか…複雑だよね」
顔を見合わせて苦笑するふたり。が、その会話でリラックスできたのも確かなようで。
「…わかった。でも、アキちゃん、ちょい待って?」
「?」
シンジはアキから体を離すと、机の中からなにかを取りだした。
…それがなにかは、読者諸氏、既におわかりだろう。
「あ!シンジさん童貞なのに準備良すぎ!」
「ち、違うんだって!カナミの奴が勝手に置いてったことがあって、
捨てるに捨てられずに…その、取っておいたっていうか…」
「ふ〜〜〜〜ん、いつかは誰かと使うこともあるだろうと思って取っておいたんだ〜?」
「ぐ…いや、その…」
アキ姉さん、ニヤニヤと楽しそうにシンジを責めてます。
「私と…こういう風になるって思ったことあります?」
一転、真剣な表情でシンジに尋ねるアキ。
「………ある………」
「私を…夜のオカズにしたことあります?」
「……………ある……………」
「ふふふふ〜、シンジさんって馬鹿がつくくらいに正直ですよね?」
「悪かったね…どうせ俺は馬鹿だよ…」
「ぷっ…あはははっはははは…」
「あのなあ…アキちゃん、笑いすぎ…」
嬉しさからか、おかしさからか…アキは、涙を流しながら大爆笑しいていた。
さすがに少しムッとしたシンジは…。
"ふわ…"
アキをいきなり抱き寄せると、お姫様だっこの状態で抱きかかえた。
「!?え!し、シンジさん?」
「笑いすぎ…色気ないぞ、アキちゃん?」
「…だって、シンジさんがおかしくて…それに、
私に色気が無いのは仕方ないですよ。こんな女だから…え?」
"ちゅ…"
アキの言葉が終わらぬうちに、シンジが強引に唇を重ねてきた。
「アキちゃんは、じゅ―――っぶん、色気あるって。これからそれを証明してあげるからね?」
"すとん"
優しくベッドの上にアキを横たえたシンジは、アキの頬に…首筋に…
そしておでこにと、キスを繰り返した。
「んッ…ふ…」
頬を赤く染め…アキは、無言でシンジの為すがままになっていた。
"ちゅる…"
シンジがキスをしながら、アキの耳に舌を這わした。
「!あ…ん、ダメ…やだ、くすぐったい…」
「ココ、弱いんだ?アキちゃん」
「弱いとかじゃなくて…ふわ…力抜けちゃう…」
「じゃ、ココは?」
"つる〜〜〜ッ"
シンジは、今度はゆっくりとうなじから首筋へと舌を這わした。
「ふ!ふぁあ!やめ……て…よ、ダメぇ…シンジさん…」
たまらず逃げようとしたアキだったが、シンジは抱きしめたまま逃がさない。
「ね…ねえ?あ…ッ…あん…シンジさん?」
「なに?」
「あの…そういうエッチなキスもいいんですけど…」
「?」
§


「もう一回、普通のキスも…いいですか?」
「う、うん…」
とろり、とした目でアキはシンジに唇を求めてきた。薄くて形の良い唇を……吸うように、重ねた。
"ちゅ…るッ…"
そのまま、シンジは舌をアキの口内へとこじ入れた。瞬間、驚いた表情を見せたアキだったが…
やがて、またうっとりとした表情で…シンジの舌の侵入を許した。
"ちゅうっ…じゅ、る…"
シンジの舌が、アキの舌と絡み、吸い…口内をちろちろ、と動き回り…
ふたりの唾液はどろどろに混ざり合い…熱い、なにか別の液体になったかのようだった。
"ちゅぷッ…"
唇と唇を離すと…アキは恍惚の表情から醒め、ちょっとふざけた口調で言った。
「もう…シンジさん、私…普通のキスって言ったのに…」
「へへ…だから、俺の普通のキス。でも、ホラ…アキちゃん、俺の言ったとおりだろ?」
「え?」
「今のアキちゃん…頬もピンク色で、色っぽいよ?すっげえ色気あるじゃん」
「そ、そんな…コト…」
「ふふ…もっと色っぽくしてあげるね…」
そう言うと、シンジはアキに覆い被さり…アキの小さな耳たぶを、口に含んだ。
"ちゅくッ…"
「あ!ダメ!」
「へへ…アキちゃん、耳と首だよね、弱いの…」
にやり、と笑うと…シンジは、そのまま耳穴からその周りをゆっくりと舐め回した。
「!はッ!ひゃああ!ダメ…シンジさん、ダメ…ふぅッ!あん…くすぐったい…」
「くすぐったい、だけ?」
「!いえ…あの…う…あん…それだけじゃなくて…ムズムズするって言うか…」
アキのその言葉を聞くと、シンジはゆっくりと胸へと手を伸ばした。
「!あッ…」
瞬間、体を固くするアキだったが…やがて、力を抜いてシンジの手のひらを受け入れた。
"むにゅ…"
(う、うわ…やっぱり、アキちゃんの胸…おっきい…)
服越しだが、シンジの手のひらには余るほどの弾力が全体に伝わってきた。
そのまま、軽くほぐすように揉んでみるシンジ。
「はッ…は……」
眉間に軽く皺を寄せ、切なげな声を漏らしながら…普段は見せたことのない表情を、
アキは浮かべていた。はやる気持ちを抑えながらシンジはアキのワイシャツに手をかけ、
何度も手を滑らせたものの…全てのボタンを外して、脱がせた。
「あの…シンジさん…恥ずかしい…」
あまりにシンジが見つめていたためか、両手で顔を押さえて蚊の鳴くような声で訴えるアキ。
ピンクのブラの間からは豊かな胸元が飛び出すように…誘うように、盛り上がっていた。
「ゴメンね…アキちゃん」
「?ど、どうしたんですか?」
「カナミのせいで、こんなきれいなアキちゃんの体に縄の跡がついちゃって…俺、申し訳なくて…」
シンジはアキの肉体を凝視しながら、アキへの申し訳なさでいっぱいになっていたのだった。
(シンジさん…)
アキも、自分の体を見た。確かに…胸や腹には縄の跡が少し赤くなって残っていた。
"ぎゅ…"
「ふ!?あ、あき、ひゃん?」
アキが、しっかりと…強く、強く、シンジを抱きしめた。
シンジの顔は、豊かなアキの胸に押しつけられ…苦しくも、至福の時間を味わっていた。
「忘れちゃいました」
「?え?」
「私バカだから…さっきのことも、縄の跡も…全部、忘れちゃいました。
今日は…シンジさんに私が告白して、シンジさんも私のことを好きだって言ってくれた…
そんな、大切な日なんです。だから…なにも言わずに、愛して下さい。女に、して下さい」
「…わかったよ、アキちゃん…」
シンジは体をアキの胸から起こすと、アキの金色の髪に触れた。
「あ…」
§


声を漏らすアキ。夕暮れの赤い陽の光に染まり、それは柔らかな光を放ち…美しかった。
"ちゅ…"
そのまま、再び軽くキスをすると…シンジは、ブラの上から乳首があると思われる箇所に触れた。
布越しからでも、刺激を与えるたびに少しずつ…少しずつ、固くなっていくのがわかった。
「は―――ッ、ああッ…んん!」
そしてアキの口からは熱い息が吐き出される。彼女の肩や、腹や、胸元はしっとりと汗ばみ
―――シンジは、思わずその小さな滴に舌をつけ、舐め取っていた。
"ちゅ…ぴろ…"
「あッ!ダメ!シンジさん…汚い…ダメえッ!」
びくんっ、と体を震わせてシンジの舌の感触に拒否の声をあげるアキだったが、
シンジは構わずに舐め続けた。そして太ももに手を這わせるとゆっくりとスライドさせ、
下着越しにそこに触れた。――ふっくらとした感触が、指の先にあった。
「あッ!そこは…いや…」
アキは体をねじり、避けるような仕種をするが…シンジの腕の中では逃げることも出来ず、
さらにシンジは素早くアキの両脚の間に足をこじ入れ、閉じられないようにしていた。
シンジは、下着越しに伝わるアキのふくらみにそって…震える指を動かした。
"す…ぅ…"
「ふぁ!は…あ…ふぅ―――ッ」
恥ずかしさからだろうか?それとも別の感情からだろうか?
アキの顔はこれ以上ないほどに赤く染まり、閉じられた両目からは涙の線が一筋、流れた。
"す……る…す…"
(あ…アキちゃんのココ…熱い…)
下着をさするシンジの指に、アキの体温以外のなにかが――伝わってきていた。
「あ、あの…アキちゃん?そろそろ…いい?」
愛撫を止めると、シンジはアキの顔をのぞきこんだ。アキは…まだ両目を閉じたままだ。
こくん、とひとつ大きくうなずくと…アキは、やっと目を開けて、言った。
「シンジさん…あの…シンジさんに、脱がしてもらっても…いいですか?」
「う、ウン…そりゃあ、その…いいけど…」
お互いの発言に戸惑う、初々しいふたり。そしてシンジは…自分も服を脱ぎ、
トランクス一枚になると…おずおずと、ブラに手をかけた。
"ぷるん"
「わ、わ!」
「シンジさん?」
「ご、ゴメン…なんでもない…いや、なんでもあるんだけど…」
予想以上に豊かなアキの乳房に、思わず驚嘆の声をあげてしまうシンジ。
(いや、その…何度か水着姿とか見てたからある程度は予想してたけど…)
滑らかに曲線を描くかのような大きな乳房だった。そしてその大きなカーブの先には…
誇らしげに尖った、小さな乳首がちょこん、とのっていた。ごくり、と唾を飲み込むと…
"ちゅ…"
シンジは、思わずその乳首を口に含んでしまっていた。
「あん!…いきなり、そんな…シンジさん」
"きゅ…ちゅ…ふにゅ…"
だが、シンジの耳にはアキの言葉すらも聞こえていない。
興奮したシンジは、夢中になってアキの乳房と乳首を舐め、揉み続けた。
「あ…あん…あっ…」
そして敏感にシンジの愛撫に応えるアキ。
(うわ…可愛い…それに…柔らかい…)
お尻派のシンジも完全にアキの乳房に溺れていた。
「あ…ん…ね、ねえシンジさん?」
「…なに?」
「そんなに…好きですか?おっぱい」
「!いや…その…ゴメン。あんまりにも…アキちゃんのおっぱいがその、すごかったもんだから…」
くすくす、とアキが小さく笑う。少し恥ずかしくなるシンジであった。
「ふふ…男の人って、やっぱり好きなんですね…ねえ、シンジさん?」
「?な、なに?」
「こっちのほうで…してあげましょうか?」
「へ?」
§


「ふふ…だから…」
顔を赤くしたまま…アキは、シンジのトランクスに手を伸ばす。
「!@&あ、アキちゃん?」
「私のココで…シンジさんのを…あの、はさんだりしてあげましょうか?」
「な!な!もしかしてそれって俗に言う、パイズリって奴かい!」
「もう…私も恥ずかしいんですから、そんなはっきり言われると…」
「あ…ゴメン…で、でもイイの?アキちゃん?」
「はい…だってシンジさんも、してみたいんでしょ?」
「そ、そりゃあ願ったりかなったりだけど…」
「それに前カナミと見たシンジさんのAVの中にあったから、シンジさん好きなのかなと…」
「ああああああの野郎!」
絶叫するシンジだが、アキは恥ずかしそうな表情のまま、シンジの手を引く。
「あの…それで一回見ただけなんで、良くやり方とかわからないんですけど…」
「わ、わかったよ。俺が教えてあげるから、お願いするよ?」
「はい…」
…童貞のくせに、なぜか偉そうなシンジ。
アキは小さくうなずくと、上半身を起こした。シンジは立ち上がり…
少しの間迷っていたものの、トランクスを下げ、自分のモノを取り出した。
「!わぁ…」
目の前に現れたペニスに驚くアキ。当然、彼女も本物を見るのは生まれて初めてなわけで。
「あ、あの?アキちゃん?」
「す、すいません…あの…こんななんですね、男の人のって…思ったより…おっきい…」
「いや…俺のはそんな大きくも…」
妙に謙虚なシンジだが、そこは謙遜するべきところではない。
「はい…へえ…」
シンジのそんな言葉が聞こえているのかないのか、アキはしげしげとシンジのペニスを眺めている。
「あの…アキちゃん?このままでいるのも俺、間抜けなんだけど…」
「あ…はい、そうですね…じゃ、じゃあ、まず触りますよ?」
「う、ウン…」
"すわ…"
「お、おう!」
アキの手の冷たくなめらかな感触に、声を出してしまうシンジ。
「あ…すいません、乱暴でした?」
「い、いや…その…大丈夫、続けて?アキちゃん」
「はい…えっと…こすったりしてあげれば…いいんですよね?」
「そ、そう…優しい、感じでね…」
"しゅっ…すっ…"
アキは、黙々とシンジのペニスを擦っていた。見る間に、それは大きくなり…
天を衝くかのように、元気に屹立しはじめた。
(わ…わあ…スゴイ…生きものみたい…)
自分の手の中でピクピクと動くその物体の変化を、アキはじっと見つめていた。
「えっと…それじゃあ、アキちゃん…そこそこの大きさになったから…そろそろ…」
「は、はい…シンジさん」
アキは自分の両の乳房を寄せると、シンジのそれを挟み込んだ。
「ほ!ほぉう!」
その柔らかな感触に、またも声をあげるシンジ。
「あの…シンジさん?」
「い…いいから…続けて?」
「はい…」
"しゅう………ずっ…"
胸の中で揉むように…上下にスライドさせようとするアキだが、どうもスムーズにいかないようだ。
「あ、あの…アキちゃん?そういうときは…唾をつけたりしてみて?」
「唾?ですか?はい…」
"つ〜〜〜〜〜〜〜"
口の中に唾をため込むと、シンジのペニスの先に、それを落下させるアキだが…
「は!お!いや、そこじゃなくて…もっとその、なんていうか、本体の方に…」
「?はい…」
§


"つ〜〜〜〜、つ…"
アキは何度か口の中に唾をため…それを落とし、胸とペニスの間の空間にぬりたくった。
やがて、それを潤滑油にして、ゆっくりと…動かし始めた。
"しゅるッ…しゅぱっ…くしゅ…"
ようやくスムーズに始動した、ふたりの動き。
(おおお!おッ!こ、これは…すげえ…やわらかくて…気持ちイイ!)
たまらない快感を得て、脊髄の裏まで電流が走るかのような感覚を覚えるシンジ。
(んッ…ん…すごい…なんだか…私も…ヘンな気分に…)
そして、アキも…胸の中で動き、踊り、ふるふると震えるシンジのペニスに、
徐々に気持ちが高ぶり…興奮していくのであった。
"ちゅう…"
「ご!あああ!」
感極まったアキは、ペニスの先端に軽く啄むようなキスをした。
その行為に、激しい声で応えるシンジ。
「お!あ!ご、ゴメン…アキちゃんもう…俺!たいむ!」
「…シンジさん?」
目の周りまで真っ赤にしたアキが、不思議そうにシンジを見つめる。
「あ…あの、アキちゃん?このままじゃ、俺、あと少しで終わっちゃうから…
次は、俺が君を…気持ち良くしてあげたいんだけど?」
「あ…あ、はい…じゃ、じゃあ…お願いします…」
ようやく夢から覚めたように――とろん、と潤んだ目のままアキが答えた。
「じゃあ…アキちゃん…そこに横になって…」
「は、はい…」
アキに寄り添うように横になると…シンジはアキの股間に手を伸ばし、ショーツを脱がせた。
ふっくらとした柔らかさと…恥毛の感触を手で受けながら、指先を裂け目にあてがった。
「あ!ふぁああ!」
アキの体が一回震え、指先に中の熱が伝わってきた。ほんの少し触れただけなのに、
温かい液体がぬるり、と溢れてくるのがわかった。シンジはそのままアキの中を…
擦り、撫で、円を描くように動かして…指で愛し続けた。
「…どんな感じ?アキちゃん…」
「あ…んッ…あの…ヘンな感じ…くすぐったいような…ふわっとするような…」
「…痛くは…ない?」
「は、はい…大丈夫…です」
シンジの手のひらは、ねっとりと濡れていた。その液をつけたまま…
上部にある、アキの小さなふくらみを親指で軽く触ってみた。
「!きゃん!あ!ダメ…そこは…ダメぇ!触っちゃダメ!」
アキの体が大きく跳ねる。しかしシンジは…そのまま、指先でそこを攻め続けた。
やがて、その中から…小さな、粒のような肉の芽の感触をシンジは探りあてた。
「あ…あ!あうくッ…あん…だ、め…そこ、ダメ…」
さらに激しく悶えるアキ。シンジはさすがに心配になって手の動きを止めた。
「だ、大丈夫?アキちゃん」
「もう…ダメ…私…おかしくなっちゃう…お願い…止めて、シンジさん…」
目に涙さえ浮かべ、嘆願するアキだが…
「ゴメン…でも…もうちょっと、もうちょっとだけ…」
なにかに取り憑かれたかのようにシンジは、再び肉の芽に指をあて、動かした。
「あッ!ダメ…ダメだって言ったのに…あん…あっ…あアアアアァ!!!!」
アキはシーツをぎゅっとつかみ…大きな胸を反らせ、足の先まで震わせて…達した。
シンジの指の先には愛液と異なる、温かい液体が噴き出すような感触が走り…
シーツにそれがいくつかこぼれ、小さな染みが広がった。
「アキちゃん…ゴメン、俺…」
くたっ、と脱力したアキはしばらく言葉も無かったが…やがて顔をあげてシンジに抗議した。
「シンジさん…私、もう限界だって言ったのに…」
「ゴメン…俺、止まらなくなっちゃって…」
シンジは謝りながらアキを抱きかかえ、腰の近くまで移動させた。そして悪戦苦闘しながらも、
ようやくコンドームを装着すると…それを不安げに見ていたアキに、聞いた。
「じゃ、じゃあ…いいかな?その…やり方とか、知ってる?」
「!は、はい…その…なんとなくだけど、知ってます」
§


アキは、頬を染めて…足を開いた。シンジはアキに体重を乗せすぎないよう、
慎重に上になって…ペニスの先を、そこに触れさせた。――アキの体温が伝わってきた。
そして位置を確認すると…ゆっくりと、腰を下ろしていった。
「ん!んん!んんんッ!」
「い…痛い?」
「そんなでも…ないけど…」
アキのそこが先ほどの愛撫で既に十分なほど潤っていたせいか、
シンジのペニスは予想よりなめらかにアキの中へと吸い込まれていった。
"ず…ずるぅ…"
「!あッ!で、でも…あ…ちょっと…痛くなってきた…」
徐々に進入していくと…ペニスが少し、抵抗にぶつかった。アキの表情が歪み、苦痛を訴える。
「アキちゃん…」
「でも大丈夫…大丈夫ですから…シンジさん…うッ!」
アキの小さな悲鳴に戸惑うシンジだが、目を閉じると一気にペニスを突き立てた。
それは抵抗を超え、アキの奥にまで…達した。彼女の荒い息づかいが伝わってくる。
「…アキちゃん…入ったよ?俺と…ひとつに…なったよ?」
「…は…は、い…」
「少しずつ…少しずつだけど、動くよ?」
「……はぁ…あ…は、、い…」
ゆっくりと、腰を動かし始めた。ぎこちなく前後に揺れ動く腰が、アキの肉芯を刺激していた。
「あ…ふぅ―――ッ…はぁ―――ッツ、ああ…ン…」
シンジの動きに合わせるように、声を漏らすアキ。
「これで…大丈夫?アキちゃん…」
「ふぁ―――ッ!あ―――ッ…んン…、い、いいです…あ…」
アキの答えに安心したシンジは、徐々に徐々に腰の動きを早めていった。
"ぐちゅっ…ぬるぅ〜、ぶっしゃ…ずぅ〜ッ"
強い刺激が、ふたりを襲う。
「あ…アキちゃん…」
「はんッ…ああ…んくっ…シンジさん…し…あッ…」
熱で、ぬめりで、締め付けで…アキの中は、シンジのペニスを包み込んでいた。
アキは痛みの表情から…既に、とろけたような…切ない表情になってしまっていた。
"ぷる…ぷる…"
シンジの目の前では、アキの乳房が汗に光りながら揺れていた。
"むにゅ…ぐっ…"
たまらず、それを揉みしだくシンジ。
「あ…ん…ああ――ッ、あ――ッ…ダメ…もう、ダメ…私…頭が変になっちゃ…あああッ!」
「アキちゃん…ゴメン…俺、もう…」
「あん…私も…です、んッ、シンジさぁ…ん」
"ぐしゅっ!ぐちゅッ!"
限界だった。シンジはアキの中に最後のひと突きを突き立てると…。
"びゅ…ぶぶっ!…ぐぷっ…"
欲望の青い精を、たっぷりと吐き出していた…。
「あッ…ああ―――ッ!」
そして、少し遅れて…アキも、達した…。
£
「シンジさん…あの…私は、本気ですよ?本気でシンジさんのこと…」
荒い息を吐いたまま、無言のふたりだったが…やがて、アキが口を開いた。
「俺も…もちろん、本気だよ。でも…これってなんだかなあ…」
「どうしたんです?シンジさん」
「いや…結局さ、ある意味アイツ…カナミのおかげでこうなったと言えなくもないわけで…
多少はアイツにも感謝しないといけないのかな、と思ってさ」
「ぷっ…あはは、そうですね…迷惑と言えば、迷惑な話ですけど…」
顔を見合わせて、苦笑するふたり。
§


そしてその頃、隣の部屋では…。
「好き放題言ってくれてるわね…あのふたり…」
「そうですね…カナミちゃん、良いんですか?あのままで…」
「ふふふ…マナカちゃん、この私がなにも考えていないとでも思う?」
「と、言いますと?」
「コ・レ・よ!」
「……?あ!それは小宮山先生の!」
「そう、小宮山先生特製の媚薬〜♪この前、こっそり別の薬品と取り替えといたの♪
実はね、今日アキちゃんの飲んだコーヒーにもちょっと入れといたんだ〜♪」
「なるほど…道理でアキさんもあんなにあっさりお兄さんに体を許してしまったわけですね…」
「ふふ…これでこの薬の効力は確認できたから…あとは金城さんや小宮山先生、
加藤先生にショーコちゃんにチカちゃんに、今岡先輩にも実行して…ふふふ…楽しみ〜♪」
「さすがは策士ですね、カナミちゃん…ふふ…それは…私も楽しみです」
にやり、と楽しげな笑みを浮かべ、顔を見合わせるふたり。
その笑顔は…無邪気であると同時に、どこか奇妙に冷めた笑顔だった。


                                    END

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