作品名 |
作者名 |
カップリング |
「BLACK OR WHITE?」 |
ペピトーン氏 |
小宮山×マリア |
小宮山はシャワーを浴びていた。なお、眼鏡はバスルームに入るときに外している。
「私、本当にこれでよいのかしら?」
そんな疑問を胸に抱きながら。そこにガラッとバスルームの戸が開き、相手が入ってきた。
「こら、まだ早いわよ」
しかし、相手はもう待ちきれないという様子で小宮山に抱きついた。
その相手とは…なんとマリアなのである。
そもそもの経緯はこうである
仕事が終わった後、小宮山、マリア、加藤の3人で飲みに行き、加藤が途中で帰ったあとも
ふたりで飲み続けていたのであるが、マリアが
「どうデスか、今夜わたしのマンションにとまっていきませんか?」
マリアが同性をさそったら、目的はひとつである。本来ならば断るべきだったのだろうが、
小宮山は現在男がいない寂しさもあったのだろう、あるいは彼女が持っている変態としての
好奇心からか、さらに酒の勢いも手伝って、
「一度くらい女同士のエッチも経験してみるか」
と思い、OKしてしまったのである。
とは、言ったものの、やはり女同士というのは歴戦の強者である小宮山でも少々抵抗があるようだ。
「ちょ、ちょっと、待ちなさいよ」
「ハア、ハア、もう私たまりまセーン」
マリアは全くかまわず小宮山を風呂場の壁際に背中をつかせ、浴槽のへりにすわらせ、
いきなり乳房にむしゃぶりついた。
「…あ、んんっ、んん、ふうっ…はあぁ…」
マリアは小宮山のその色が豊富な経験を語る乳首を舐め、咥え、ねぶり、噛む。
小宮山は快感のために、切ない声をあげる。
「はああん…はあ…はああ…」
ちゅぱ、ちゅぱ…
「ふあぁん、はぁん、やああん…」
「フフッ、もう感じてきたんデスね」
小宮山はマリアの舌技によってみだらな姿をさらけ出している。乳首は既に固く勃起しており、
口からはだらしなく唾液を垂らしている。マリアはそんな小宮山の様子に満足しながら舌を乳首から
臍に下っていき、股間に顔を埋めた。柔らかく暖かい舌が、いちばん敏感な部分にやさしく触れる。
「ああ!」
一際甲高い喘ぎ声がバスルームに響き渡る。ペロペロと、マリアの舌の音が聞こえる。
恥部からは愛液が溢れている。
「くふっ、んん…」
「ウワァ…もう大洪水みたいデスよ」
マリアは溢れ出る愛液を一滴も漏らさないように舌ですくい取り、思う存分味わっている。
「サア、遠慮なくいきマスよ」
さらに恥部を舐め回し、充分に濡れてきているのを確認すると、マリアは人差し指と中指を小宮山の膣に挿入した。
「はあはあ、ああ…」
小宮山は身体をのけぞらせて喘ぐ。二本の指の動きを更に激しくする。
「ああん、ああ、うわああ、いやあああぁぁぁん…!」
小宮山が軽い絶頂に達した。秘所からは愛液が溢れている。マリアは指を膣から抜き、再び恥部を舐め回す。
その上ではクリトリスが膨れている。小宮山は片方の手で自分の陰核の包皮を剥き、もう片方の手は
マリアの頭を自分の恥部に押し付け、さらに快感を得ようとしている。
「はあはあ、ううううん…」
マリアはなおも恥部を舐め回し、時折舌がクリトリスを通過するたびに小宮山の身体に電流が走る。
マリアはようやく股間から顔を離すと小宮山の顔を見つめて言った。
「小宮山先生、今度はあなたの番デスよ」
小宮山はようやく立ち上がったが、マリアの身体を支えにするようにその豊満な胸を揉みしだいた。
快感の余韻がまだ残っているのである。マリアは小宮山の両肩をつかんで顔をちかづけてきた。
んん…ちゅっ…ちゅっ…うんん…
2人は舌をからませて濃密なキスをした。小宮山が一旦顔を離してマリアを見ると、うっとりした顔をしている。
「マリア、床に寝てちょうだい」
小宮山はマリアをバスルームの床に寝かせると、もういちど、舌をからませてキスをした。
今度はマリアの全身にキスを開始する。
ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…ちゅっ…
首筋…肩…腕…わきの下…
ちゅっ…
「ハアン!」
キスが乳首に達したとき、思わず声をあげてしまうマリア。
その反応に気をよくしたのか、小宮山は赤子のように乳首を吸い上げた。
ちゅううううううっ…
「ハアアアアアアァ…」
乳首を吸われる快感に、まるで引っ張られるように上半身を反らし、胸を小宮山に向けて捧げてしまう。
ちゅぽん…
小宮山が口を離すと…唾液で濡れた乳首が露出する。
だが、口に含む前とは違い…感じた証としてそのピンク色の乳首は起立し、固くしこっていた。
「ふふっ、気持ちいいんだね?」
勃起した乳首とマリアの顔を交互に見つめながら、うれしそうに言う小宮山。
マリアは熱い視線を小宮山に送りながらこくん、と頷いた。
「うふふっ…」
その仕草を見て、うれしそうに笑う小宮山。さらに臍、太股の内側にキスを進め、ついにマリアの恥部に辿り着いた。
小宮山は女性器を舐めるのは初めてだが、もはや女同士のエッチに対する抵抗は吹き飛んでいた。
ちゅくん…
「ンアッ…!」
小宮山のひと舐めでマリアは感じていた。マリアは乳首を吸われて感じていたため、
溢れ出していた愛液により潤い始めていた。
大陰唇のまわりを舌で舐められ、ぞくぞくと背中を震わせるマリア。
「フアァァ…ハァァァン」
小陰唇のまわりを舌でなぞられ、すこしずつ腰を浮かせるマリア。脚は自分から大きく開いて、
小宮山の舌技に身を委ねる。時折舌がクリトリスを通過するたびに浮かせた腰をビクン!と震わせる。
「ウッ!ハアアアアァ!」
溢れた愛液で口のまわりをべたべたにしながら小宮山は核心、ついに膣穴へ舌をねじり込んだ。
マリアは片方の手で自分の乳首を刺激し、もう片方の手で小宮山の頭を自分の恥部に押し付ける。そして口から
唾液を垂らしながら舌で唇を舐めまわす。どうやら絶頂が近づいていると感じた小宮山は舌の動きを一気に激しくした。
「ハアン!ヒャウ!キャフウ!ダ、ハ、ア、ダメ、ウウン、ンァアアアア!」
マリアは身体を官能に支配された。腰が自分のものでないような無感覚に陥っている。それでも小宮山はなおもマリアの愛液を
舌ですくいとり、それを口の中で唾液と混ぜて膣穴に垂らしたり、吸い出したりを繰り返している。
ようやく感覚を取り戻したマリアは、
「小宮山先生、今度は一緒にイキましょう」
「じゃあ、私が上になるわ」
小宮山はマリアの股間に顔を埋め、マリアの顔をまたいだ。
「んんん…んふっ…んふっ…」
下半身からくる快感に耐えながら、恥部を開き膣穴を広げつつクリトリスの辺りを
舐め回す。ぴちゃぴちゃと水っぽい音が響くたび、マリアは鼻にかかった声で喘ぐ。
「アンッ…ンアッ…アハァン…」
マリアも下半身からくる快感に悶えながらも、負けじと小宮山の恥部に
ちゅぱちゅぱと吸いつく。
「ん、んんっ!んっ!んむぅっ!」
ふたりは下半身からくる快感を少しでもそらそうと相手の性器を舐め回す。
それがさらなる快感を呼び起こす。
「ああんっ!はあっ、んっ!んっ、はあ、んはあっ!」
「ンフゥ、ンフゥ!ンーッ!ンーッ!ンンンーッ!」
ふたりの狂宴は最高潮に達しつつある。ひたすら快感を貪り、妖しい水音を奏でる。
そして、お互いの絶頂が近づいて来たようだ。ふたりは舌の動きを一層激しくして
本日最大の快楽と欲望の世界へと身を投じた。
「あうっ、ふっうっ、あああん、んぁぁああああああっっ!!!」
「ハッ、ハッ、ハッ、アアアッ!ウワアアアァァァァ!!!」
ふたりは2,3回身体を大きく痙攣させたかと思うと、しなやかな肢体を
のけぞらせながらがっくりと力なく崩れ落ちた。
失禁したかのようにはしたなく恥部から愛液を漏らしながら。
それでも快楽の余韻に浸りつつ、求め合うようにいつまでもお互いの恥部を舐め回していた…
小宮山とマリアは全裸のままでバスルームの床にふたり並んで寝転びながら話し始めた。
「女同士のエッチがこんなに気持ちいいなんて…」
「フフッ、小宮山先生、女性が初めてとは思えないくらいとっても上手でしたよ」
「つい、夢中になっちゃったわ」
「小宮山先生のオ○ンコ、美味しかったデスよ」
「…!バカ、何言ってるのよ!」
すっかりマリアのペースに嵌ってしまった小宮山であった。
今度は私が男の味を教えてあげる、と言いかけて止めた。多分、怒り出すに決まっているからだ。
(でも、近いうちにあなたの知らない世界に招待してあげる)と内心思いながら
「マリア、シャワー浴びましょ、でも、もうエッチはなしね」
「ハイ、また今度いっぱいしましょネ」
といいながら、ようやく身体を起こす二人であった。
バスルームは2人の女のはしたない嬌声が響き、濃密な淫気が漂っている。
バスルームの床を濡らしている水気の成分はもはや誰も想像できないに違いない。