作品名 |
作者名 |
カップリング |
「BLACK OR WHITE? 間奏」 |
ペピトーン氏 |
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ある日の放課後−化学準備室
(男もいいけど、女もなかなか…)
あの日以来、小宮山は何度もマリアと身体を重ねていた。昨晩もマリアとのエッチを楽しんだのである。
椅子に座りながらその時のことを思い出していた。すると、小宮山は興奮してきて、つい下半身に手を伸ばす。
「あ…」
パンツの中に右手を差し入れ、股間の中でゆるやかな円を描くように動かし始めた。
左手も乳房に伸ばして揉みしだき始めた。熱い吐息が漏れる。
「…ふぅ、くふん」
放課後とはいえ、まだ学校には生徒が残っている、さすがに大声を上げるわけにはいかない。
それに、いつ生徒が入ってくるか分からない。しかし、そんなスリルが余計に小宮山を興奮させる。
「ふう、はぁ…う、ふ、あぁん」
指が湿り気を感じてきた。股間から水っぽい音がする。
「はぁん、ああっ、ああっ…」
小宮山は中指を半分ほど膣内に滑り込ませ、中をかき回す。
「ああっ、はっ、ああ、ああん…」
小宮山は次は指をクリトリスに集中させ手の動きを早める。小宮山は机の上に伏した。
そろそろ絶頂が近づいているのであろう。
「うっ、うっ、ああっ、ああ…!」
ひたすら手を動かして一番高い所へ登りつめようとしていた時、準備室の戸を開けて
入ってくる者(ドジ)が約一名。
ガラッ
「先生ー、今度の委員会の件なんすケド」
そんな事が行われているとは露知らず、シンジは準備室に入ってきた。しかも、ノックを
しなかったものだから、まあ、なんとタイミングの悪い(あるいは良い、見解による)事だろう。
シンジの視界に机に伏せて、右手を股間に突っ込み、左手を乳房に伸ばして着衣を乱し、
顔を赤く上気させている小宮山の姿が入った。
「すすすすすすみません!!!」
シンジは慌てて出て行こうとするが、小宮山がすばやく立ち上がりシンジの手を掴んだ。
「待ちなさい、城島君」
小宮山が妖しい笑みを浮かべている。何か良くない事を思いついた時の顔だ。
「以前言ったよね?部屋に入るときはノックしなさいと」
「…」
そういうアンタは何をやっているんだと言いたかったが、ノックし忘れたのは自分の落ち度なので
シンジは黙っていた。
「しかも、イク寸前だったのよ」
「…」
シンジはなおも黙っていた。
「君には責任をとってもらうわよ」
小宮山は準備室の鍵をかけると、再びシンジに振り向いた。
「な、何をするんですか?」
「あらあら、そんな顔しないの。とっても気持ちいい事よ」
そう言いながら、小宮山はシンジのズボンのベルトをゆるめ、ズボンとトランクスを同時に下ろした。
シンジは下半身をむき出しにしたが、やはり恥ずかしいのか、股間を手で隠した。まだ日も高く、室内は明るい。
しかも小宮山が着衣のままだからよけいに恥ずかしかった。
「さ、手をどけて」
言われて、シンジは手をどけた。すると小宮山がすぐに、屹立している肉棒に屈み込んできたのだ。
「あう……」
いきなり含まれ、シンジは思わず声を洩らした。暖かい口の中で亀頭が唾液にまみれ、舌が大胆に触れてきた。
熱い息が下腹部をくすぐり、小宮山は頬をすぼめて強く吸いついてくる。
「あっ、も、もう…」
「まだよ、我慢しなさい」
シンジは急激に高まる快感の中、漏らしてはいけない、と思った。しかし、必死に思えば思うほど快感が高まった。
しかも、小宮山は顔全体を上下させ、スポスポと唇で激しく摩擦しはじめていたのである。
「くっ……、ダメだ…出るぅ…」
警告を発しても小宮山は動きを止めず、さらに指まで動員して根元や陰嚢を微妙なタッチで愛撫しはじめた。
もうたまらなかった。シンジは全身を脈打たせ、小宮山の喉の奥に向けて発射してしまったのである。
「ン…」
小宮山は息を弾ませ、キュッと唇を締めつけて、溢れる精液を口の中に溜めた。シンジは後から後から湧き上がる
快感に身悶え、ありったけの精液を放出してしまった。やがて最後の一滴まで吸い尽くすと、小宮山は唇でしごき、
ゆっくりと引き抜いていった。そして口を結んだまま移動し、上からピッタリとシンジに口づけしてきたのである。
「う……」
シンジの口に生暖かい精液が注ぎ込まれ、さらに小宮山のトロリとした唾液まで吐き出されてきた。
シンジは妖しい快感の中で喉を鳴らして飲み込み、生臭い匂いに混じって感じられる小宮山の大人の息の香りに
うっとりとしていた。小宮山の、口に発射された精液をシンジに飲ませるその様子はまるで何かの儀式のようにも思えた。
シンジがズボンを上げてさっさと部屋を去ろうとすると、
「どう、今夜私のマンションに来ない?」
小宮山はシンジに誘いをかけた。シンジは断ろうと思った。しかし、行けばもしかしたら自分の童貞を
捨てる事が出来るかも知れない。小宮山が相手では何されるか分かったものじゃないが、こうなったらどうにでもなれ。
シンジは覚悟を決めた。
「わかりました、じゃ、うかがいます」
「OK,じゃあ八時に来てね」
「…そろそろ失礼します」
そそくさと部屋を出て行くシンジの姿を見送りながら、
(ふふっ、今夜は楽しい夜になりそうね)
心の中でほくそ笑む小宮山であった。