作品名 作者名 カップリング
No Title 雷電氏 -

雪が桜の花びらのように舞う
同じ学校の制服、腰にまでかかる髪。少年はその美しさに見とれる





「ねぇ、カズヤ聞いてる?」
「……んっ?今岡か」
「今岡か…、じゃないわよ、学食行くよ!」
「悪い、シンジと行ってくれ」
「…どうしたの?」
「食欲がねぇんだよ」
「ふ〜ん」
今岡は気になりながらもカズヤのもとから去っていく
周りのクラスメイトもエロテロリストが静かな事に不安がっていた
昼休み恒例の今岡へのセクハラトーク、そして十連コンボ。しかし今日はその片鱗を見せる事もなく黙って机に座り続けていた


放課後になり、皆帰り支度をして教室を出る
「カズヤどうした?」
シンジと今岡が机から動かないカズヤを心配して話かける





「えっ?」
「もう放課後だぞ」
「そうか…」
「カズヤどうしたの?」
「別に」
明らかにいつもの元気は感じられない
「カズヤ…」
心配するシンジに今岡も同調する
空白の時間が続き、カズヤが口を開く
「出会ったんだ、雪の中綺麗な髪をゆらめかせ学校の中に入って行く美少女を」
「……ハッ?」
「……エッ?」
「俺は見とれ、そこから動けずにいるんだ!」
シンジと今岡は顔を見合わす


「その子を思い出すと…」
カズヤは遠い目をして窓を見つめる





「恋かな?」
「恋だろ」
「変態が恋?」
「変態でも恋はするだろ」「カズヤだよ!?」
「一応人だからさ」
二人は好き勝手に話すがカズヤは視線を動かさない
流石に今岡は相手が気になりカズヤに聞く
「誰なの?」
「解らない…」
「同学年?」
「……」
「何も解らないの?見つけようがないじゃない」
「茶色の髪が腰まで…それが印象的だった」
「茶色で長い髪か」
「そして今岡より可愛か…ゴブァ!」
言葉の途中でなぜかカズヤは倒れこんでいた


「い、いまお…」
「な〜に城島君?」
カズヤを尻目に笑顔を向ける今岡にシンジは恐怖を覚えた





「でも私達で探すのは難しいわね」
「小宮山先生とかに聞いてみるか?」
「そうね、担当してるクラスにいるかも」
「そうだな、カズヤはそれでいいか?」
「俺は見てるだけでいいんだ、別に付き合……」
「城島君、小宮山先生の所に行こう」
「カズヤ何か言ってるぞ」
「気にしないの」
そう言い残して二人は小宮山の元へ向かう
「だから俺は…って話しを聞けよ!」
それに気付いたカズヤは走って二人を追いかけていった


「あら三人で何の用?」
白い白衣を来た女性が一人一人の顔を見て聞く





「先生が担当しているクラスで茶色の長い髪の女の子はいますか?」
今岡が聞く
「茶色で長い髪…その子がどうしたの?」
「いえ少しありまして」
「駄目よ今岡さん」
「はい?」
「彼氏が寝とられたからって」
「違います!」
「そうなの」
「ったく、知ってるんですか!知らないんですか!」
「茶色で長い髪、多分知ってるわよ」
三人は小宮山の発言に驚いた
「ここで待ってたら会えるわよ」
その言葉と一緒化学室のドアが開き一人の女性が入ってくる

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