作品名 作者名 カップリング
「しすたぁちぇんじ! IF3 妹はアキ」 そら氏 -

「んっ……む〜……あふぅあ…」
頭がフラフラする。意識もまだ混濁してる。数秒ほどベッドの上でぼけーっと時間を過ごす。
「今何時だ?」
俺は枕元に置いてある携帯を手に取る。時計は10時20分を表示していた。ただし、曜日はSUNDAY。
つまりは日曜日だ。学校などあるわけがない。
「起きるか。あいつ、ちゃんと起きてっかなぁ。」
俺はベッドから出ると、部屋を出てリビングへ向かう。俺の部屋は二階で。一応階段で転げ落ちないように
気をつけて歩く。以前、寝惚けて落ちたことあるしな。トントンと階段が音を立てる。
一階へ降り、リビングのドアを開ける。中は全くの無人。太陽の光だけがフローリングを照らしている。
「……出かけたか?」
俺はそのまま体を翻し玄関へ。両親が仕事で家に居ない我が家は玄関に置いてある靴もすくない。
玄関には、俺の靴が一足。そして、俺と二人で住んでる妹の靴とサンダルが一足ずつだけだった。
「何だ、家から出てないって事は……まだ寝てやがるのか。」
俺は再びトントンと音を立てながら階段を上り、俺の正面の部屋のドアの前に立つ。
トントントン。と、3回ノック。
「アキー。起きてるか〜?」
中から返事はない。もう一度ノックするが矢張り反応はない。
「やれやれ……入るぞ〜!」
ガチャリと音を立てて妹に部屋のドアを開ける。中は女の子の部屋にしては、随分と素っ気無いと言うか。
随分アッサリした部屋だ。因みに、部屋自体はよく出入りしてる。でもまぁ、一応ノックとかは礼儀みたいな
もんだろう?16歳なんて年頃の女の子だしな。その年頃の妹はベッドの上で、だらしなく布団を蹴飛ばして
眠っていた。昨日は秋にしては若干暑かったせいかタンクトップに短パンと随分薄着で寝ている。
16歳にしては成長しすぎてる胸を見ると思わずドキリとする。俺は首を振って雑念を振り払うとアキを揺すった。
「やっぱりまだ寝てやがったか。おい、アキ。起きろ〜。ア〜〜〜キ〜〜〜!!」
「んん〜……ふわぁ……ん〜〜……あー、おはよう兄ちゃん。」
ゴシゴシと目を擦りながら妹、アキがようやく目を覚ます。色素の薄い短い髪が寝癖で所々跳ねている。
「おはよう。もう10時半になるぞ。今日の昼の当番はお前だろう?」
アキは未だにボケーッとしながら携帯を手に取る。しばらくカチカチ操作すると、ようやく半開きな目が開かれる。
「あー、もうこんな時間かぁ。朝昼兼用でいいよね?」
「ウチは何時もそうだろうが。」
ウチは両親がいないせいで、御飯の用意は交代制にしてある。もちろん、俺だって料理くらいするさ。



「炒飯でいいかな?冷御飯あるし、卵もあるし……あ、このお肉使ってちょっと豪勢にしようかな。」
「何でもいいよ。てか、お前炒飯好きだな。」
アキが当番の日はやけに炒飯が多い気がする。いや、実際多い。週に二日は炒飯食べてる気がするし。
「ん〜、私料理得意じゃないからねぇ。簡単に作れるものしかできないし。」
アキが台所で御飯をレンジで温めつつ、卵をかき回している。俺はテーブルに座り新聞でも読みながら
炒飯の完成を待っていた。
「得意じゃないって言ったって、一応二日に一回は作ってるじゃないか。」
「手先が不器用なんだよね、私。裁縫とかも苦手だしね。」
「やれやれ……手料理は基本だぞぉ?彼氏に作ってやったりしろって。」
「彼氏なんていないの知ってて言うかな、兄ちゃんは。」
ジャッジャッジャッと米を炒める音が聞こえる。今頃米が踊ってるんだろう。段々と香ばしい匂いが漂ってくる。
「あ、兄ちゃん。悪いけどサラダ作ってくれない?レタスあるから千切って盛り付け。」
「それは作ると言わないんじゃないのか……?」
俺も差し当たってする事はないので、台所で置かれたレタスを千切って更に盛り付ける。コレだけだと余りに
寂しいので、冷蔵庫からトマトを取り出して切って盛り付ける。うん、幾分マシになったな。
「ほい、完成。サラダは兄ちゃんが運んできてね。」
アキが炒飯を更に持って、スプーンを乗せてテーブルに持っていく。俺は適当にドレッシングをぶっかけて箸を
添えてテーブルに持っていく。今日の朝昼飯、炒飯。サラダ。以上。う〜ん、シンプルと言うか何と言うか。
「アキは今日は出かけないのか?」
俺は炒飯を口に運びながら言う。うん、ちょっとした焦げ目が逆に美味しい。スパイスの効き方も良。
しょっちゅう炒飯作るだけあって、炒飯は完璧のようだ。
「ん〜、みんな今日は予定あるっぽいからね。家でゴロゴロかな。兄ちゃんは?」
「俺も同じだな。しっかしまぁ、相変わらず兄妹揃って寂しい休日だな。」
「私は別に暇なら暇でいいけどね。テレビ何かやってなかったかなぁ。」
アキがリモコンでピッピッとチャンネルを変えていく。実に何時も通りの休みの日の昼だった。




3時頃。俺がリビングのソファーで昼寝をしているときだった。ユサユサと体が揺さぶられて目が覚めた。
「兄ちゃん、ゲームしよ。ゲーム。暇っしょ?」
「ん〜……ふぁああ〜〜〜……そうだな。何するかな。」
俺は体を起こし、目を擦る。アキは変わらずタンクトップに短パンと刺激的な格好だ。
「アキ、寒くないか?それ。それにお前、男の前でそんな格好すんなって。」
「ん〜?今日はまだ少し暑いし。それに男の前ったって兄ちゃんじゃん。さ、やろやろ〜。」
昔から、アキは少し男の子っぽかった。今だって髪はその名残でか短い方が好きみたいだ。一緒に男の
遊びしたりしてたが、今ではそうもいかない。アキも今じゃ立派に女の体な訳だ。胸だって、同年代だと大きい
方だし、顔だって随分女の子らしく可愛くなった。兄馬鹿と思われるかもしれないが、彼氏が居ないのがオカシイ
くらいだ。そんな子が薄着だと例え妹でもドキドキするのが男のサガだろう。
「んじゃあ、先ずは格ゲーでもやろっか。最近昔の漫画のゲーム化多いよね〜。」
アキがセットしたのはドラゴ○ボールだ。確かに、昔のバトル漫画のゲーム化が最近は多いよなぁ。
アキはクッションを枕代わりにうつ伏せでテレビの方を見ている。クッションでフニョッとなったアキの胸に
思わず釘付けになる。良く見れば、タンクトップのせいで青の下着も少しだけはみ出てる。
「ほらほら、兄ちゃんも早く選んでよ。私は先ずはヤ○チャでいくから。」
アキの声に慌てて目を逸らし、ゲームを始める。ちなみに、俺もアキも格ゲーの時は、ダメージを貰うと思わず
「いてっ!」とか言ってしまう派だ。しばらく格ゲーをやると、次はシューティング、落ちゲー……とまぁ、適当に
ゲームを変えていき最終的にはレースゲームに回ってきた。
「ふぅ〜……そろそろ晩御飯の時間だね〜……そうだ、兄ちゃん。賭けしない?次のレースで勝った方が
負けた方に何でも命令できるの。」
「お前、晩御飯作りたくないだけじゃないのか?」
「あれ、ばれた?いいじゃんいいじゃん、兄ちゃんが勝てば私を自由にしていいんだし♪」
自由に?思わず脳内に破廉恥な映像が流れ込んでくる。多分、鼻の下が伸びてた気がする。
「じゃあ、勝負は一回ね。せっかくだからロングコースで勝負しよっか。」
アキが選んだのは一番長いコースだった。車を選び、精神を集中させる。賭けはともかく俺も負けるのは好きじゃ
ない。シグナルが赤から黄色、そして青に変わる。瞬間、俺とアキの車が飛び出した。
ちなみに、格ゲー同様俺もアキもコーナーではついつい体を曲げてしまう派だ。
「私今日はカレーが食べたいな。」
「それはお前が勝ってから言うんだな。」
一進一退の攻防が続く。ショートコースなら決していただろうが、残念ながらロングコースだ。どれくらい画面に
見入っていただろうか。最終的に一位でゴールしたのは俺の車だった。




「ああ〜〜!!!後ちょっとだったのにぃ……はぁ、晩御飯かぁ。」
「まだまだ甘いなアキ。そういう訳で、御飯の担当は変わらずだな。そんで……賭けしてたよな?」
アキがハァと溜息をつく。よほど晩御飯が作りたくなかったのだろうか。
「まぁ、約束は約束だしね。何して欲しい?あまり無理じゃないのなら何でもいいよ。」
アキが言う。何して欲しい……か。俺はアキを凝視する。上から、短いが色素の薄い髪。少し男の子っぽい
が充分可愛らしい顔。すでにかなりの成長を見せてる胸。反して細い腰。情けない事に、俺はそんなアキに
欲情したのだろうか。とんでもない事を言った。
「じゃあ……アキの胸見せて欲しい。」
「……え?」
言って後悔した。どうしてこう、人間てたまにとんでもない事を言ってしまうんだろうか。
「いや、今のはちが…」
「……いいよ……」
ん?今何て言った?俺の聞き間違いじゃないなら、いいよって言わなかったか?
「ごめん、もう一回。」
「うん、兄ちゃんならいいよ。ちょっと待ってね。」
アキがタンクトップの裾に手をかける。顔が真っ赤なのを見ると恥ずかしいんだろう。そして、それを持ち上げる。
アキの細い腰とお腹が露になり、そして再び隠れた。やっぱり恥ずかしいんだろう。元々無茶なお願いだ。
そう思っていると、アキは何故かリビングのカーテンを全て閉めた。電気をつけてないせいか、妙に暗くなる。
「兄ちゃん以外には見せたくないから……あ、でも……あんまりジロジロみないでね?」
アキはそう言うと、再びタンクトップを持ち上げ、今度は全部脱いだ。アキの青のブラと胸の谷間が
目の前に現れる。俺の股間に血液が一気に凝縮されていくのを感じる。
「兄ちゃん、ブラも……とる?」
「へ?ああ、まぁ…嫌じゃなければ。」
アキは小さく頷くと、手を後ろに回す。カチンとホックを外す音がする。そして、少し躊躇った後にブラを外した。
アキの胸は綺麗だった。もちろん大きい。だが、ただ大きいだけじゃなく、何て言うか大きさとかハリって言う
のかな。細かい事は分からないけど、ただ一言で言えば綺麗だった。




「ひゃあ…にいちゃん……」
俺は思わずそのアキの胸に触れる。フニッとした感触が手に伝わる。アキの体温が伝わってくる。両手で
アキの胸を包む。と言っても、手には収まりきってないが。そして、ゆっくりとアキの胸を揉み始めた。
「んっ……ダメだよ兄ちゃん。見るだけ……じゃないの?」
「嫌なら殴ってでも止めさせればいいよ。」
「嫌じゃない……けどさ。」
徐々にアキのピンクの乳首が起き上がってくる。アキの顔も紅潮してくる。俺は起き上がった乳首を軽く
摘んでみた。
「あんっ!!」
アキがビクッと体をくねらせる。俺はその仕草と声に益々興奮を隠し切れなくなる。股間が痛い。ジーンズの
狭い空間では勃起したペニスを遊ばせるスペースなんてある訳がない。俺は一度アキの胸から手を離すと
ジーンズを脱ぎ、トランクスまでも脱ぎ去った。
「兄ちゃん?」
「いいかな、アキ。」
俺は勃起したペニスをアキに見せ付ける。アキはただ、俺のペニスに見入っていた。
「いいかなって……どうすればいいの?」
「そうだなぁ。じゃあ、先ずは握ってしごいてみて。」
アキが恐る恐る俺のペニスを握る。それだけでも俺の背筋がゾクゾクとするのを感じる。アキがこれでいいの?
って、目で俺を見ながらペニスをしごく。すでに亀頭の先からは透明な先走り汁で出ていた。
「はぁ……じゃあ次は舐めてみて。出来るか?」
「ん……やってみる。」
アキがフゥと少し深呼吸してから意を決して俺のペニスを口に含んだ。咥えた瞬間歯が当たって少し痛かった
が、快楽のほうがそれより遥かに勝っている。アキは俺のペニスの先をチロチロと下で舐め回す。俺はその
快感に思わず腰が引けてくる。自慢じゃないが、俺は童貞だ。まさか、フェラがここまで気持ちいいなんて
全く知らなかった。ちゅぷ、ちゅぽっとアキの口から音が漏れてくる。アキも恐らく初めてではあろうが、
聞いた知識だけで懸命の俺のペニスを舐めていた。アキの髪を触る。アキの髪は短いながらもキチンと手入れ
されており、サラサラと俺の手の中で流れていった。
「ん……兄ちゃん、くすぐったいよ。」
アキがペニスから口を離して言う。彼氏もいないし、髪も短いから撫でられ慣れてないんだろうあ。
「ははっ、アキの髪が綺麗だからさ。フェラはもういいよ。最後に……挟めるかな?」




「挟むって胸……だよね?当然ながらした事ないんだけど。」
「大丈夫、俺もされた事ないから。」
「大丈夫な要素が全くないよ、もう。」
アキは笑いながら言う。そして、アキの唾液で薄っすらと光沢を放つ俺のペニスをその胸に挟みこんだ。
「やっぱりアキは胸、大きいよな。」
「私はそんなに好きじゃないけどね……この胸。でも、兄ちゃんが喜んでくれるならいいかな。」
アキは挟んだ胸を上下させる。が、イマイチ滑りがよくない。
「アキ、唾垂らしてみて。滑りがよくなると思うから。」
アキがコクリと頷いて、ペニスと胸の間に唾液を垂らす。そして再び胸でしごくと、さっきまでと打って変わって
滑らかに滑る。ぐにゅっ、ぬちゅっ、くちゅっと音を立てながら俺のペニスがアキの胸に挟まれてしごかれる。
「んっ……合わせてみよっか。」
アキが俺のペニスをしごきながら、舌で亀頭をペロペロと舐める。一気に俺の性的興奮がマックスまで
駆け上っていく。それくらいにアキのパイズリは気持ちいい。段々と速度が上がっていく。アキも
徐々に息遣いが荒くなっていっている。懸命に胸を上下させ、滑りが悪くなれば唾を垂らしペニスを舐める。
その献身的な姿が俺の心にジャストミート。
「うあ、やべ……アキ……あ、出る!!」
俺はそのまま精液を発射した。アキの顔と胸に俺の白濁液が大量に降りかかる。
「わぁ!?すご……こんなに出るんだ……うえ〜、生臭いよ兄ちゃん。」
アキが俺の精液の匂いに顔をしかめる。まぁ、気持ちは分からなくもない。
「へへっ、でも……兄ちゃんの……せーし……」
「わりぃ、自分でもビックリするくらい出ちまった。」
俺はアキの髪を撫でる。髪にかからなかった分幸いと言えるんじゃなかろうか。アキは俺の精液を伸ばしたり
して遊んでいた。
「ほれ、買い物は俺が言ってくるからシャワー浴びておいで。何なら、一緒に入って洗ってやろうか?」
「ん〜、今日の兄ちゃんはエロイから一人で入るよ。洗うだけじゃ済みそうにないし。」
アキがジト目で俺を見ながら言う。あらら、読まれてました。でも次の瞬間、アキは俺に抱きつきキスをした。
「んっ……私だって女の子だからね。初めてがお風呂は味気ないから。今度また……ベッドの上でね。」
アキはそう言って、もう一度俺にキスをすると浴場へ向かっていった。俺はただポケーッと棒立ちになっていた。
ああ、やっぱり。何だかんだ言ってもアキは女の子だなって。そう思ってしまった。
END

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