作品名 作者名 カップリング
「神サマ、ヘルプ!」 拓弥氏 カナミ×シンジ

「お兄ちゃん、朝だよ。起きてよ〜」

 城島家の朝、兄シンジを起こすのは妹のカナミの役目だった。

「お兄ちゃん、朝だよ。起きてってば〜…あ、起きてきた♪起きてきた♪」
「カナミ…朝イチから俺の下半身に話しかけるのはやめろ…」
「だって、お兄ちゃん…なかなか起きてくれないじゃない…でも、ココだけは私が起こしたら
スグに起きてくれるんだもん…そんな素直なイイコにはごほうびあげないとね♪」
「おい、カナミ…」
「はむ…ちゅる、ちゅ…ちゅちゅ…んん〜んちゅ…」

 おもむろにシンジのパジャマのズボンパンツごとずり下げると、半勃ち状態のペニスを取り出し
軽く手でしごいた後、口に含んでしゃぶり始める。そのカナミの馴れた手つきは、
二人の行為が昨日今日始まった事ではなく、それなりの回数を重ねている事を物語っていた。

「カナミ…―そろそろ…」
「んちゅ、んぷ…ん、イキそうなんだね?いいよ、いつもみたいに飲んであげる――ん…」

 そう言ってカナミはシンジのペニスをひと際深く咥え込み、吸い上げながら亀頭を舌で包むように舐め上げていく。

「う、くぅっ…」

 シンジが軽く唸り声を上げると、カナミの口の中にペニスが爆ぜ、大量の白濁液を迸らせる。
シンジの欲望の塊を口の中で受け止めたカナミは、そのまま舌で転がしながらゆっくりと飲み下していく。


「――ん、んく、んく…はぁ〜…また、いっぱい出たね、お兄ちゃん。」
「あ、ああ…」
「ねえ、お兄ちゃん。最近、全然オナニーしてないんでしょ?」
「わかるのかよ、そんなの…」
「わかるわよ〜それくらい…だって、最初のときと比べて量も増えてるし、匂いも濃さも全然違うもん…
あ、もしかして…私のフェラが気持ちいいから、オナニー我慢して溜めてるの?」
「どうでもいいだろ、そんなこと…」

 カナミに図星指されて憮然とするシンジだったが、カナミの手コキやフェラチオの味を知った今
自分の手でしごくことなど、実際虚しいだけというところなのだが…
とはいえ実の妹に性欲の処理をさせているという事実に、やはり複雑な感情も抱いてはいる。

「じゃあ、お兄ちゃん。早く支度してね♪」
「ああ、すぐ行く…」
(どうしてコイツは、こんなに平然としていられるのだろうか…)

実の兄妹でありながら一線を越えたこの淫らな行為――最初のきっかけは、いつもの
他愛の無いやり取りからだった…


『お兄ちゃん、フェラチオしてあげようか?』

 いつもならツッコむか流すところなのだが、その時は魔が差したのか…――

『ははっ。じゃあ、お願いしようかな♪』

 もちろんホンの冗談のつもりで、いつもエロボケでからかってくる妹をちょっとからかってやろう
――そう思っていただけなのに…

カナミの返事は『お兄ちゃんのバカ!』でも『お兄ちゃんのエッチ!』でもなく…――

『ホントに…いいんだね?お兄ちゃん…』

 シンジの返事も待たずに、カナミはいきなりズボンを下ろしてペニスを取り出すと
手で軽くしごきながら、愛しそうに"それ"眺める。

『これが…お兄ちゃんの…おチンチン…――じゃあ、始めるね…』

 うっとりとした表情で、上目遣いに見上げながら、ゆっくりとペニスを舐め始めたカナミに
シンジは抗う術を持ってはいなかった。
 ひんやりとした掌の感触、生温かい口の中の感触、そして柔らかい舌の感触…そのどれもが
シンジのペニスに心地良い刺激を与えてくる。そして気がついたときには、カナミの頭を押さえつけ
カナミの口の中に溜まりに溜まった欲望の塊を、ブチまけている自分の姿がそこにあった…
 さすがにその時は非難めいた表情を浮かべていたカナミだったが…それから毎日、
シンジが求める求めないに関らず、ペニスを手でシゴき、口に含んで舐めたり、しゃぶったりしてくる…
そしてシンジはそんなカナミに逆らう事も出来ず、流されるままその現状を受け入れていた…


――そんなある日、夕食を終え居間でくつろいでいるシンジに後片付けを終えたカナミが
神妙な顔つきで話しかけてくる…

「ねえ、お兄ちゃん。――見せてあげようか…」
「…な、何を?」
「…私の…アソコ…」
「ええっ!?」
「いつもお兄ちゃんのばっかり見せてもらってるから、たまには私のも見せてあげようと思って…」

 呆気にとられているシンジの目の前で、カナミはスカートの中に手を入れて下着を下ろしていく。
そして両脚から抜き取って丸くなっている、飾り気の無い純白のショーツをシンジに手渡し
デニム地のミニスカートをたくし上げると、淡い繊毛に包まれた秘唇が姿を見せる。
そんな目の前にひろがる妹の痴態にシンジは思わず生唾を飲み込みながら見入ってしまっていた。

「どう…かな?私のココ…ヘンじゃない?」
「ゴメン…よく分からない。俺もナマで見るのは初めてだから…でも多分、
ほかの女の人のよりも綺麗だと思うぞ」

 比較の対象が無修正のAV女優のモノだけなのだが、カナミの"ソコ"はビデオの中のモノと比べると、
よりすっきりとした形で色もまだ薄く、淫靡な中にも清楚な雰囲気をかもしだしており、
"綺麗だ"という感想も決してお世辞だけではなかった。


「ありがと。私…いつもこうして、お兄ちゃんに見てもらうトコを想像しながらイジってたから…
ひょっとしたら形とか崩れてるんじゃないかって…でも私も、男の人に見て貰うのは
お兄ちゃんが初めてなんだよ…」
「カナミ…そうなんだ…」
「いまだって…ホントにお兄ちゃんに見られているって思うだけで…――ん、あっ…
ねぇ、お兄ちゃん…もっと…もっと奥まで…私の恥ずかしいトコ…奥までいっぱい見て…
んくっ…んあぁぅっ――…」

 シンジに見せ付けるように両脚を開き、さらに奥まで見えるように秘唇を指で押し広げていく
木の葉型に広げられたカナミのそこは、外側のシンプルさと比べるとかなり複雑になっており
中の色も一段と濃いピンク色になっていた。そしてそのピンク色に染められていくように
シンジに秘処を見られている羞恥と興奮で、カナミの身体全体が朱みを増していた。

「…ねえ、お兄ちゃん…手、見せてくれる…?」

 うわごとのように聞いてくるカナミに、ワケも分からずシンジが手を差し出すと
その手をとってじっと眺め…――

「うん…合格。ちゃんと爪切ってるね…――じゃあ…」

 満足そうにそう答えると、おもむろにシンジの指をねぶり始める。上気した顔でシンジの指を
まるでフェラチオするように舐め、自分の唾液をまぶすように舌を這わせる。

「…これくらいで…いいかな…――ん…んっ――」
「えっ…!?おい、カナミ…!?」

 自分の唾液でテラテラに光っているシンジの指を秘唇にあてがい、ゆっくりと膣内に沈めていく…


「ああ…入ってる…お兄ちゃんの指が…私のアソコに…あ…あン…んくっ…」
「カナミ…」

 カナミの膣内にすっかり納まってしまった自分の指を、シンジは動かす事も抜く事も出来ず
硬直したようにそこから動けなくなっていた。

「いいよ…お兄ちゃんの好きなように動かして…――お兄ちゃんの指で…私のアソコを…
グチャグチャにかき回して…―…は、ん…ひうっ…」
「でも…」
「大丈夫…私、一人でするときはいつも…指二本挿れてるから…ん…ふあ…」

 シンジの指を、まるでペニスに見立てているかのように挿入したままカナミが腰をイヤらしくくねらせる。
シンジもまた、カナミの膣の感触を最も敏感な指先で味わい、そしてシンジの指の動きが速まるにつれ
カナミの中から溢れてきた蜜が、卑猥な水音を立て始める。

「カナミ…お前のアソコ…スゲェ濡れてきた…」
「やだ…でも…お兄ちゃんの指が…私の膣内に入ってきてると思うと…やだ…止まらない…
ふあっ…ん、んんっwww…もっと…もっと奥まで…」
「お、おい…カナミ!?」


シンジの腕を掴み、さらに奥まで指をねじ込もうと腰を押し付けてくる…そして――
シンジの指が今まで無いくらい狭い部分に届き、その狭くなった部分を指が押し広げた瞬間――

"みちぃっ…"
「くうっ――…」

 それまで快感に酔ったような表情を見せていたカナミが、一瞬眉根を寄せて苦悶の色を浮かべる。
その様子にシンジもまた、顔を真っ青にして…

「カナミ…お前、まさか…――」
「平気だよ…だって――お兄ちゃんの指で…処女を奪ってもらったんだもん…それに…
痛かったのは一瞬だけ…いまはもう、ホントに…」

 その言葉を裏付けるように、再び恍惚の表情を浮かべながらシンジの指を自身の膣内に
激しく出入りさせていく。

「ああ…ン…もっと…もっと激しく…お兄ちゃん…私の膣を…メチャクチャに…
メチャクチャにかき回して…っ!――んっ…いい…ソコ、イイっ…ンふ…ん、あ…あ…あ…
ああぁ…あぁあぁぁ―――っ!!…・・・・・・」

 カナミの嬌声と自身の膣を出入りする指のクチャクチャという水音が、段々と激しさを増していき
それが最高点まで達すると、カナミの身体がピンっとのけぞり、ひと際大きな嬌声を上げながら
そのまま、シンジの上に崩れ落ちてしまう。


「カナミ…!?」
「イッちゃった…」
「えっ?」
「あは…驚かせちゃった?でも、私もこんなの初めてなんだよ…お兄ちゃんの指が…
私の中に入ってると思うと、すごく興奮しちゃって…――あ、お兄ちゃんもスゴイ…
ココすごくおっきくなってる…」

 シンジの上に覆いかぶさるような姿勢のまま、カナミはズボンの上からシンジの股間をさすり始める
実の妹とはいえ、カナミのような美少女の秘処と痴態をまざまざと見せ付けられて、
シンジのソレはもう、爆発寸前にまで膨れ上がっていた。

「指…抜かないで…このまま…」
「ああ…う、くぅ…」

 いつの間にかカナミの手がズボンの下に潜り込み、シンジのペニスを直にさすり始める。
そしてシンジもまた興奮しているのか、カナミの膣に深々と入っている指をさっきよりも
激しく大胆に動かし始めていた。

「お兄ちゃん…私、ヘンなのかな…?他の男の子とか…全然、興味ないのに…お兄ちゃんの事…
考えてるだけで…すごくエッチな気分になっちゃうの…」
「カナミ…」

 返事の代わりにシンジはカナミの中を、より激しく指でかき回しはじめる。

「あン…それ、いい…ソコ…もっと…もっと激しく…あ…また…また、きちゃう…お兄ちゃんも…
お兄ちゃんも、一緒に…一緒に…――」
「――…う、くうぅっ…!」


カナミが再び絶頂に達したと同時にシンジもまたカナミの手の中に大量の白濁液を吐き出していき、
お互いの性器を触りあったまま、心音と呼吸音を確かめるように身体を寄せ合っていた。

「お兄ちゃん…――」

 そしてカナミは…上気した表情のままシンジに顔を近付け…

「…――大好き…」

…そのまま、唇を重ね合わせていく。


――そして、数日後…

「ねえ、お兄ちゃん。私、いい事思いついたんだけど…」
「な、なんだ…」

 にっこりと満面の笑みを浮かべて話しかけてくるカナミに、シンジは思わず警戒心を高める
あれ以来、カナミはますます露骨にアプローチしてくるようになり、しかも一度始めると
シンジが一度や二度果てたくらいでは離してくれず、それこそカラカラになるまで搾り取られ
そんなカナミの貪欲さは、まるでシンジの精液を、全て独占しようとしてるようにすら感じられた。
そんなカナミがニッコリと話しかけてくれば、警戒もするというものなのだが…
もっとも、この期に及んでもまだ「本番」に至っていないのは、シンジの最後の理性の為せる業だった。
 
「…ちゃんとゴムつけて『すれ』ば…兄妹とか関係ないと…思わない?」
「 "#$%&'(=〜*@:!!!」

 コンドームを口にくわえ、小首を傾げながらコケティッシュに微笑みかけてくるカナミの背中に…
シンジには黒い羽根と尻尾が生えているようにすら思えていた…

「ね?――お・兄・ちゃん♪」
(…父さん、母さん、神サマ…俺は…自分の理性に…自信が…持てません…)

 自分の理性が最後まで持つ事を…シンジは神に祈るしかなかった…

―END―

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